雨が似合う枝垂桜と僕(秋田県角館の枝垂桜)

2019年7月12日お出かけ

from:スタッフ三浦

「角館の枝垂桜を撮影しに行くぞ」

ボスの一声で秋田県へ出かけることが決まり、4月26日に新幹線で秋田県仙北市の角館(かくのだて)へ行ってきました。

角館は「みちのくの小京都」と呼ばれ、武家屋敷などの古い建造物が数多く残っている街です。
その武家屋敷の塀からせり出すように垂れている枝垂桜は特に有名で、今回の僕らのお目当てもコレでした。
東北地方の春の旅行パンフなどでは、この枝垂桜の写真がよく使われています。

ボスの話によると、角館が全国的に有名になったのは、NHKの朝ドラ「雲のじゅうたん」のロケ地だったからだそうです。
ウィキペディアで見てみたら平均視聴率が40.1%っていうすさまじい数字。
1976年のドラマということで、当時はインターネットもない時代、今よりずっとみんながテレビを見ていた時代ということで、ちょっと納得しました。
いやそれでも凄い人気ですよね、40%って。

秋田新幹線で北上

事務所のある埼玉県さいたま市から新幹線に乗り込み、北へ向います。
事前にルートを調べていたところ、角館まで行く途中に、岩手県の盛岡を通るということが分かり、せっかくなので盛岡の石割桜も見ていくことにしました。

盛岡市の地方裁判所の敷地内にあるこの石割桜は、この名の通り、石(というか岩と言った方がいいくらいの大きさ)の割れ目から幹が生えているという、とっても珍しい桜の木なんです。

あいにくの雨でしたが、、、というか雨男の僕としてはいつも通りの雨でしたが、この不思議を通り越して奇異な姿の桜の撮影ができました。

盛岡で乗ったタクシーの運転手さんの話では、元々割れていた石に桜の種子が飛来して、そこから木が生えた説と、桜が大きく成長する力で石を割ったという説があるそうです。
樹齢400年という話でした。

続いてメインの角館へ

盛岡駅から新幹線に乗り、角館へ向います。
乗った新幹線は、赤いボディがカッコいい、僕の息子が大好きな「こまち」です。
帰ってから息子に自慢したら「自分も乗るー!」とたいそう悔しがっていました。
こまち乗ろうな、そのうちな、といい加減な約束をしてしまい、3歳児は純粋に父親の言うことを信用してしまっているようです。

うん、頑張ろう、お父ちゃんお仕事頑張ろう。

話を元に戻します。

盛岡を出発する頃には雨はだいぶ小降りになっていたのですが、角館に着いたら雨男の僕に雨雲がついてきたかのように雨がざぁざぁ降り始めました。
今日はこういう日なんです。
割り切ってビニ傘を買って、武家屋敷の方へ向いました。

こんな天気にも関わらず、角館は観光客がたくさん。
これで晴れていたらもっと人が多いのでしょうね。

桜の名所だけあって、一眼レフを持った人を何人も見かけました。
カメラにビニール袋をかぶせたり、タオルでぐるっと巻いたり、やはり撮影慣れしている人はカメラの防水対策もきちんとしていますね。
本体とレンズの接合部分が心配なので、僕もカメラにビニール袋をかぶせて撮影しました。

濡れた花もいいものですね。
枝垂桜はなかなか雨が似合うのかもしれません(スーパーポジティブ)。

朝5時前に家を出発したので、帰りの新幹線はボスも僕も疲労困憊ぐったりで、帰宅後の風呂で眠ってしまい溺れそうになりました。
さらにこんな日に限って息子の寝相の悪さが超絶的で、ごろごろ転がりまくって、裏拳やかかと落としで30分おきに起こされるという、非常にハードな1日でした。