異臭漂う緑の絶景スポット
from:スタッフ三浦
6月29日、午前3時半に起きて4時に自宅を出発。
最近、風景写真を撮るなら早朝じゃないのかと思い始めて、若い頃はとても朝が苦手だった僕も、早起きができるようになってきました。
いや単純に歳を取っただけっていう説もありますが。
こんな早起きをした割に、途中で事務所に立ち寄って荷持を準備したり、ボスと合流したりしたので、目的地に着いた時は午前10時を少し過ぎたくらいでしたが。。。
さて、今回の目的地はここ!
群馬県吾妻郡中之条町にある、チャツボミゴケ公園です。
僕は群馬県太田市の出身なのですが、ボスに聞くまでこの公園の名前はもちろん、苔の公園があるということすら知りませんでした。
関越道の渋川伊香保インターから一般道で2時間くらいかかる、けっこうな山奥にあります。
独特の臭いが漂う絶景ポイント
チャツボミゴケ公園の中の最奥地、ここにチャツボミゴケが自生する『穴地獄』があります。
チャツボミゴケは酸性の水が流れる場所に生育するという特徴があり、この穴地獄を流れる水も酸性です。
穴地獄は木製の歩道が作られていて、奥まで進むことができるのですが、写真を撮りながら登って行くと、次第にゆでたまごが腐ったような硫黄の臭いがしてきました。
温泉でも酸性泉と呼ばれるものは硫黄の成分が含まれていることが多いので、ここを流れる水も硫黄成分を多く含んでいるのかもしれません。
平成25年に群馬県の天然記念物に指定され、平成27年にはラムサール条約に指定されたチャツボミゴケ公園は、濃い緑色が見ごたえある、絶景スポットです。
と、解説的な文章が続いてしまいましたが、要するに、僕らが普段生活している場所ではまず見ることができない景色なんですよ、これが。
一帯は濃い緑色
絵の具やインクのカラーで、緑色と言ってもいろいろ種類がありますよね。
その中で「モスグリーン」という色がありますが、あの苔イメージのからーよりももっとこう、何というか濃い緑が特徴的です。
では、僕が撮ってきた写真を載せていきますね。
渓流なので、三脚でカメラを固定し、ND(減光)フィルターを使って0.5〜2秒くらいのシャッター速度で撮影しました。
思ってたよりも水が白くなりました。
駐車場がちょっと変則
チャツボミゴケ公園に入ると、まず小さな駐車場があり、その脇に受付があります。
1人500円の入園料を支払うと、さらに山を1kmほど車で登って、奥の駐車場へと案内されます。
道が細いのですが、すれ違えないほど大きな観光バスなんかもどんどん入ってきますので、まだ人が少ない早朝の見学をオススメします。
開園時間は午前9時から午後3時30分までです。
意外に早く閉めてしまうのでお気をつけくださいね。
p.s.
群馬県では高崎だるまや木製品をはじめ、石加工品や布製品なども作られています。