ドローン空撮:行田市「ラグビー日本代表応援田んぼアート」
スタッフ三浦です。
2019年8月22日、埼玉県行田市の古代蓮の里へ、田んぼアートの撮影へ行ってきました。
行田市の田んぼアートは、大きさが世界一ということでギネス世界記録に認定されています。
去年と同様に、行田市農政課の許可をいただき、担当職員さんの立ち会いのもと、ドローンによる空撮を行いました。
↓昨年の田んぼアートはこちら
2019年の田んぼアート
今年2019年は、行田市と大正製薬のコラボ作品。
ラグビー日本代表選手として活躍するリーチマイケル選手、姫野和樹選手、田中史朗選手を描いた作品で「行田市制施行70周年記念事業 ラグビー日本代表応援田んぼアート supported by リポビタンD」。
長い!(笑)
けどそこまで長いだけあって、図案のダイナミックさと線の精緻さが素晴らしく、迫力満点の巨大絵に仕上がっています。
展望台から見ることを想定し、遠近法を使って絵柄がデザインされています。
つまり、真上から見たら変形している絵っていうことなんです。
理系科目にめっぽう弱い僕には、途方も無い計算作業です。。。
ドローンで動画を撮影してきましたので、まずはこちらをご覧ください。
ドローンで撮影しながら、去年に引き続き今年も撮影の立ち会いをしてくださった、行田市農政課の担当職員さんにお話を伺ってきました。
田んぼアートはいつまで見られる?
三浦 去年に引き続き、今年もよろしくお願いします。8月22日、見頃としてはいい時期ですか?
担当 田植えを行ったのが6月中旬で、7月中旬くらいから見頃を迎えています。今の時期くらいになると、場所によってはそろそろ穂が出始めて、ちょっと色味が変わってきています。設計図通りの色という意味では、今がギリギリのタイミングといったところでしょうか。
三浦 ではこの絵が見られるのはもう残り時間わずかなんでしょうか。
担当 いや、まだまだ絵柄は残ります。10月中旬に一部稲刈りをするまではこの絵柄をみることができますよ。色が徐々に変わってくるので、また違った印象になってきます。
三浦 なるほど、夏に一度見て終わりじゃなくて、秋にまた来ると違った雰囲気を感じられるということですね。それで、10月中旬から稲刈りということでしたが、刈り取ったお米はその後どうなるんでしょうか。
担当 緑の稲のものは、一般的な食用のお米ができるので、田植えや稲刈りに参加してくださった方々にお配りします。それ以外の黒、赤、白の稲は家畜の飼料として使っています。収穫した米は廃棄せずにすべて使っています。
三浦 この絵柄を表現するには、もちろんすべて人の手で田植えを行っているということですよね。ギネス認定サイズの田んぼアートって、つまりめちゃくちゃ広いっていうことじゃないですか。田植えにどのくらいの人数が参加したんですか?
担当 今年は1,000人です。6月15日と16日の土日で田植えをしました。人海戦術と言いますか、これだけ集まっていただいたので、2日間で田植えが完了しました。時間がかかるのは田植え前の準備で、図面通りに仕上げるために座標に杭を打ち込んでいったり、紐を結んだりする作業があって、それに1〜2週間くらいかかりましたね。
三浦 1,000人!すごい規模!今日は曇り空ですが、このくらいの天気の方が絵柄が見えやすいですね。
担当 そうですね。あまり日差しが強いと田んぼの水面が光を反射しすぎてしまったり、また今の時間(午前9時)だと逆光になります。夕方近くなると順光にはなりますが、今度は展望タワーの影が田んぼに落ちてきます。
三浦 なるほど、では青空と田んぼアートの組み合わせを狙うと、昼くらいの時間がいちばん良いかもしれませんね。そして今年は細かい文字がデザインされていて、それがくっきり出ていて素晴らしいですね。
ご本人とご家族登場
担当 そうですね。読めるようにくっきり出てくれて良かったです。やっぱり権利表記で絶対に必要な文字なので、もし明瞭に出なかったら道路に文字を書いてしまおうかなんて話もしていました(笑)。今回の絵柄では、ラグビー日本代表の3選手がデザインされていますが、真ん中がリーチマイケル選手ですね。右側が田中史朗選手です。田中選手はこの田んぼアートをご家族で見に来てくださいました。
三浦 ご本人がですか?
担当 そうなんです。田植えにも奥様とお子さんが来てくれまして。あちらからご連絡いたきまして、田植えを手伝ってくださったんですよ。それで、「今度主人を連れて来ます」って話になって、そうしたら本当にご本人が来てくださったんですよ。せっかくなのでここぞとばかりに、田中選手にサインをお願いしたら、「今度合宿があるから、メンバーみんなのサインをもらって来ますよ」って。日本代表ユニフォームにサインしてもらったものが、展望台のある古代蓮会館の中に展示してあります。
三浦 古代蓮会館の中にラグビー日本代表の特設展示場が作られているんですね。
担当 そうなんです。サイン入りユニフォームが2種類展示してあるんですが、右側は今回の田んぼアートの絵柄になっていただいた3選手のサイン入りのものです。ただ、このユニフォームにサインをいただいて展示し始めた後に、今年の新ユニフォームが7月4日に発表されまして、左側にあるのが2019年の新しいものです。これに先ほどお話しした田中選手が、代表候補メンバー皆さんのサインをもらってきてくれたんです。
三浦 新しいユニフォームは和文様が入っていたりして、日本らしさが強めでいいですね。
担当 ですよね。ただ田んぼアートの絵柄で3選手が着ているのは、デザイン発表のタイミングの兼ね合いで、旧ユニフォームなんですけどね。こっちの写真ですが、田植えの時には「ラグビー芸人」枠の方々も着てくださって、完成まで楽しく作業できました。
三浦 古代蓮の里では、冬は蓮池でイルミネーションが設置されるんですか?
担当 そうですね。蓮池というか公園全体でやります。古代蓮、田んぼアート、イルミネーション、1年中何かしらやってますので、ぜひまた見に来てください。
三浦 はい、今年もドローン撮影の許可と立ち会いをいただき、ありがとうございました。
気が早いようですが、来年の絵柄の案はもう出来てるのか聞いてみたところ、それはまだ何も決まっていないそうです。
またさらに進化した巨大絵がどんな姿になるのか、今から楽しみですね。
担当職員さんのお話にもありましたが、10月中旬までは田んぼアートの絵を楽しむことができます。
ラグビーワールドカップ日本大会は、9月20日から。
田んぼアートを見て試合を見て、盛り上げていきませんか?