最近流行りのフォント
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最近流行りのフォント

フォントにもファッションのように流行り廃りがあります。

私は職業柄、目に入ってくる広告等のフォントが何かを判別する癖がついてしまっているので、自ずと「このフォント最近よく見るな」というような感覚を持ちやすい方だと思うんですが、そんな私の(まったくエビデンスの無い)感覚で最近流行りのフォントをご紹介しようと思います(ちなみにWebはまた別です)。


まずはこちら。

A1ゴシック

A1明朝の基本となる骨格を参照して作成された、オールドスタイルのゴシック体ファミリーです。線画の交差部分の墨だまり表現や、エレメントの端々に僅かな角丸処理を加えることで、温もりのあるデザインに仕上げています。 LからBまで4つのウエイトで展開されています。

モリサワ公式サイトより

これは本当に最近よく見ますね。

公式の説明通り、僅かな角丸と墨だまりの程よいアナログ感で柔らかく感じさせるゴシック体です。ウエイトが4種類あるため、見出しから本文まですべてまかなえるのも扱いやすく、人気の一因でしょう。

クセがない割に通常のゴシック体とは少し変わった雰囲気が感じられる柔らかいフォントなので、比較的使用場面を問わず使用しやすいのもポイントです。


次はこちら。

秀英にじみ角ゴシック金
秀英にじみ丸ゴシック

[秀英にじみ角ゴシック金]「秀英角ゴシック金」をベースに、活版印刷による紙面上でのインクのにじみを再現した書体です。秀英明朝ののびやかな骨格を元に設計された漢字と、大ぶりで手書き字形にも近い親しみやすいかなを持ちます。線の揺らぎや交差部分のにじみが加わることで、アナログ感のある落ち着いた雰囲気を演出します。

[秀英にじみ丸ゴシック2017年にリリースされた「秀英にじみ明朝」に続く、インクのにじみを再現したシリーズです。線の揺らぎや交差部分のにじみ加工による活版印刷の風合いと、丸ゴシック体ならではのやさしく暖かな表情をあわせもつ見出し用書体です。

モリサワ公式サイトより

これもA1ゴシック同様、アナログ感のあるゴシック体で(明朝体もあります)、最近よく見るフォントの一つです。

画像だとわかりにくいですが、構成される線がどれも一直線ではなく少し“にじみ”を感じさせるようなゆらぎのある線になっていて、そこがまたアナログの雰囲気を感じさせる柔らかさにつながっています。

この2種類はウエイトが太く、また特徴であるにじみがわかるぐらいの大きさで使用しないともったいないということもあり、見出しやキャッチコピーに使用されることが多いようです。


続いてはこちら。

筑紫A丸ゴシック

デジタルフォントの標準的な丸ゴシック体とは一線を画す書体です。現代の感覚で味わい深い丸ゴシック体を設計しました。ふところの広い現代風なデザインではなく、ふところを絞ったデザインの丸ゴシック体です。「漢字」は幾何学的な直線処理ではなく、温かみのある丸みを帯びたラインを意識して設計しています。「かな」はニュートラルなデザインです。文字を組んだときの書風は格別です。

フォントワークス公式サイトより

筑紫丸ゴシック(AとBがあります)は、一頃は「猫も杓子も」と言えるぐらいにあちこちでよく見たフォントですが、最近は少し落ち着いてきたようです。

それでもやはり「普通の丸ゴシック」とは少し違った味を持っているので使いやすく、雰囲気を出すために使用しやすいフォントなので今でもとても人気があるように思います。


最後はこちら。

丸明オールド

文字を構成するエレメントに丸を使っています。丸明オールドは、ゴシックに丸ゴシックがあるように、明朝体にも丸明朝体というカテゴリーがあることを実証した書体です。 とくに漢字には多くの丸が使われているので大きくして丸がどこにあるかを示しました。 縦線、横線、点、トメ、ハネ、ハライなどどれも先端が丸く処理されています。直線を意識した漢字、筆の動きを強調したカナ、四角いスペースにこだわらない形。 でも文章になると読みやすい、不思議な可読性を持った書体です。やさしくて、かわいくて、レトロ、オーソドックスでモダン。 特徴ある形が多くのデザイナーの目に触れ話題となり、書体として定着するところまできました。

砧書体制作所公式サイトより

流行りとしては一昔前、2000年代辺りにこれもまた猫も杓子も使っていたような大ブームを巻き起こしたフォントがこの丸明オールドです。

今はその勢いもだいぶ収まり、流行りのフォントと言うよりは「デザイン感をもたせる定番の選択肢」になったと言えるかもしれません。

このフォントはウエイトが標準的な太さの1種類しかないため、見出しに使うには弱いので太くするなどの後加工が必要だし、かと言って本文全体に使うには癖が強すぎてうるさく感じる(人によるとは思います)ので、私としては「好きなんだけど使いにくい」フォントの一つです。

それ故に使用箇所を選ぶセンスが問われるフォントという認識で、「とりあえず丸明オールドにしとけばいいかな」というほど扱いやすいフォントではないと思うんですが…結局「とりあえず丸明オールド」なものが世に溢れました。

それだけインパクトもあったし、“使いたくなる”フォントだったんでしょう。


他にもまだまだありますが、長くなるのでこの辺で。

最近はWebフォントも種類が増えてきたため、ブラウザ上で見る文字も多種多様になってきました。

フォント一つで印象はガラリと変わるので、比較的低コストでイメージ変更につながるフォントの見直しを、印刷物・Web問わず考えてみるのも良いのではないでしょうか。


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