−前回までのあらすじ−
新たに国王となったディーチ王子の横暴ぶりに
激怒した青年・ダーヤスーンは、
彼を打ち倒すべく仲間を集めようとするも
誰からも相手にしてもらえなかった。
そこに「チラシを配ってみては」と
提案する男・シモマチが現れ…。
−ダーヤスーンの自宅−
ガララッ
母「あれ? あんた王子倒してくるんじゃなかったの?」
ダ「ちょっとワケありでね…。」
自宅に帰ってきたダーヤスーンは、
足早に自室に閉じこもるとPCを起動した。
「勇者もWordを使うご時世だぜ」(独り言)
「自分で作ったWordデータなどを印刷すれば安く済みますよ」
ゲスな笑顔で説明するシモマチを前に、
ダーヤスーンは考え込んでいた。
…確かに…
…まだ銅の剣すら買えないし…
…めんどくさいけど、一回自分で作ってみるか…
過去に作ったことは無いものの、
背に腹はかえられず。
とりあえず自分で作ってみることにした。
仲間募集…だけじゃもったいないな…
そうだ、彼女募集も入れておこう…
若くてかわいい女子たちが
「勇者さまー!」って
いっぱい押し寄せてきちゃうなゲヘヘヘヘ
妄想に膨らむ彼の三本目の足は元気になっていた。
そんな現状のMPすべてを使って作った渾身の一作を手に、
彼は日生企画へ駆け込んだ。
やがてチラシも刷り上がり、街中で配り続けること数ヶ月。
![](https://nissei-kikaku.co.jp/nissei2020/wp-content/uploads/2020/08/word.jpg)
結局、彼に仲間は増えなかった。
無論、彼女も出来なかった。
彼は泣いていた。
どうして誰も相手にしてくれないんだ…。
やがて涙に濡れた地面がメガネをかけた男の顔の形になり、
その顔が言った。
「隣国のグンマーも救っ」
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
−続く−
かもしれない
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