こんにちは、三浦です。
日本各地の工芸品、特産品を
取り揃えるお店を目指して、
今日は新しい仕入先を探しに行ってきました。
当店の所在地、さいたま市からわりと近いのですが、
群馬県高崎市です。
群馬県といえば、ワタクシ三浦の出身地。
とはいえ久しぶりの高崎です。
数年前からネット上では群馬県は
グンマーだの未開の地だのいじられていますが、
ほのぼのとしたいい所ですよ。
当店のある埼玉県大宮駅から
JR高崎線に乗り、高崎駅へ。
乗り換えでちょっと時間があったので、
駅前でちょっと風景を眺めていたら、
幼稚園児でしょうか、数人で元気よく歩きながら
「ねぎとこんにゃく!」
「下仁田名産!!」
上毛かるたの読み札を叫んでいました。
旅ゴコロ☆旅の空さんから拝借
群馬出身者ならみんな知ってる上毛かるたは、
東京都内ではここで買えます。
http://kikaku.pref.gunma.jp/g-info/
※「よ」の札は男子がこぞって狙います。
そりゃ絵札がアレですもんね。
さてさて、高崎駅から信越本線に乗り、
目的地の群馬八幡へ向かいます。
私が何を仕入れに来たか。
高崎と言った時点でもうお分かりかもしれませんね。
群馬県指定ふるさと伝統工芸品の
「高崎だるま」です。
自分の出身地の群馬を盛り上げたい!
という一心で、勢いで高崎まで来てしまいました。
アポなしで。
「うちでは対応できない」
「今日は担当がいない」
「ネット通販イヤよ」
・・・。
うーん、やっぱりちゃんと準備して来るべきですね。
同郷なら優しくしてくれるだろうという
根拠の無い目論見が見事に外れました。
↑群馬八幡駅ホームから
手ぶらで帰る訳にもいかないので、
もう数件頑張ろうと飛び込んだ工房。
だるま製造の看板は出ているものの、
見た目は普通の民家。
ホントにここか?
と思いながら覗きこんでみたら、
ちゃんと奥でだるま作ってました!
アポ無しでいきなり行ったにもかかわらず、
親切に対応していただきました。
サイズもカラーも豊富、
とても真面目にモノづくりをしている工房です。
基本はよくある赤色のだるま。
これが高さ6cmのミニサイズから
80cmくらいの巨大なものまで
18段階くらいのサイズ展開です。
ミニサイズのだるまは、
なんと12色展開。
とってもかわいいので、
ちょっとしたインテリアにオススメですね。
色別に意味もあります。
例えば白なら開運、青なら健康、など。
熟練の職人が絵付けをしていきます。
この方は伝統工芸士のだるま職人さんです。
だるまは紙で出来ています。
ただし底の土台だけは安定させるために
陶器で作られているそうです。
型から紙素材でだるまの形を作り、
無地の張子が出来上がります。
そこへいきなり色の塗るのではなく、
貝などを原料とした、白い顔料で、
全体を真っ白に塗っていきます。
そこから全体の色付け、
乾燥させて、顔の色塗り。
乾燥中。
顔が肌色になっているものと、
その前段階の全体が塗られているものがあります。
そして最後に1つずつ、
職人の手により顔の絵付けがされていきます。
これで完成。
高崎だるまは、全国に流通するのだるまの
約8割のシェアを誇る、群馬の工芸品です。
ここ群馬八幡あたりでは、
だるま工房が50件ほどあるそうです。
大抵の工房では年末の繁忙期だけ
副業的にだるま製作を行うそうですが、
今日伺っただるま工房では、
だるま専門で製作をしているそうです。
直接行って仕入れてきたものは、
この3点。
http://www.wakei-seijyaku.jp/category/1631.html
今後種類を揃えていくので、
カラフルなコレクションを集めてくださいね。
ヤマトナデシコツアー 三浦
「こんな○○作りたい」
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