イマジナリーワイフですけども。(即タイトル詐欺)
弊社のサーバー移転その他(主にネタ切れ)等いろいろありまして少々間が空きましたが再開の指令が下りまして、またインターネットの海に無価値な文章を増やしていこうと思います。
今回は真面目にロゴの規定のお話です。
簡単に言えば「ロゴを使用する際に守らなければいけないルール」ですね。
弊社でもロゴ制作は承っていますが、その際も納品時にはある程度の規定をご用意しています。
「ロゴ規定」はブランドの価値を守るために必須のものなので、自ずと大企業や有名ブランドになればなるほど厳しくなっていくのが基本的な傾向にあります。
逆に言えば「いっぱい使ってもらって目に触れてほしい」ようなものはあまり厳しい規定も無く、比較的雑に(自由に)使えるものもあります。
ここでその「規定」というものがどんなものなのか、最近名刺等でも入れる機会が増えたLINEを例に見てみましょう。(この場合のLINEはブランドや企業の意味ではなく、一般的によく使われるアプリアイコンのロゴを例にしています)
上記リンク先には規定も書いてありますがデータも落とせるようになっていて、AI(イラストレーターで扱うデータ)とPSD(フォトショップで扱うデータ)、そして一般的な画像ファイルであるPNGの3種類がダウンロードできるようになっています。
AIとPSDはそれぞれRGB(主にWeb用)とCMYK(主に印刷用)の2種類に分かれていて、さすがに非常に手厚くて素晴らしいですね。これはもちろん「用途に合わせてダウンロードできるようにしている丁寧さ」のみならず、ブランド側が色をコントロールすることで使用側が色について迷ったり、規定外の使い方をされたりしないように予防する意味でも重要です。
というのもRGB⇔CMYKの変換ではいろいろな問題が起こるので注意が必要になってくるのですが、その話は長くなるのでここでは一旦脇に置き、そういった事情があるからこそ「両方用意している」ことに価値がある、というお話です。
このように様々なケースを想定した上で、データを気軽にダウンロードできるようにしておくのは悪用の懸念もあるので一概に「全部そうしてほしい」とも言いづらい面はあるのですが、私のような制作に携わるものとしてはこのLINEのガイドラインページはお手本と言いたくなるぐらいに大変ありがたく、よく出来たページだと思います。
ダウンロードデータの下には「アイソレーション」という項目があります。
アイソレーションとは単語の意味としては「分離、隔離、孤立」といった意味で、ロゴ規定の意味合いとしては「ロゴ周囲に最低限必要な空きスペース」という意味と捉えておくと良いでしょう。
慣れていないとちょっとわかりづらいかもしれませんが、LINEの場合は単純に「天地左右にロゴ横幅の半分スペースを空ける」規定になっていて、つまり「ロゴのサイズの倍、余白を用意する」と考えればわかりやすいでしょう。ロゴの形も(角丸の)正方形なので非常にわかりやすいです。
その上には小さく最小使用サイズが書いてあり、印刷の場合は10mmとあるのでアイソレーションを入れると20mmが必要な最小スペースということになります。
例としてLINEのロゴを使用してしまっていいのかわからないので四角いグレーの枠で代用しますが、この例では外枠が基本的な名刺と同じサイズ(横91mm×縦55mm)、ロゴは最低サイズの10mm、その外側の点線がアイソレーション(20mm)です。
つまり名刺でLINEのロゴを使用したい場合は、最低でもこの点線のスペースを用意しなければ入れられない、ということになります。
横にIDやメール等の情報を入れたくても片側で最低限5mm(ロゴ横幅の半分)は開けないといけないので、名刺のような小さいサイズの印刷物の場合「ここなんだか妙に空いてない?」と感じることもあると思いますが、これは規定である以上守らなければなりません。
ちなみに他でも使用する機会の多いInstagramのロゴもLINEと同様に「半分幅のアイソレーション」が必要なので、配置の考え方はまったく同じになります。
「もうちょっと詰めていろいろ入れたい」と感じることもあるかと思いますが、ロゴの規定は各企業やブランドが厳しく管理していて、それを守ることで初めて使用許可を頂けるものなので、弊社から「ここには規定上入れられません」とご案内したときも「そういうもの」とご理解頂ければ幸いです。
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