−前回までのあらすじ−
横暴な新国王・ディーチを打倒するため、
仲間を集めようと自作チラシを巻いてみたダーヤスーンだが、
一向に志願者が集まらないのであった。
ダーヤスーンは荒れていた。
なぜ自分には仲間が出来ないのか。
「これはもう、酒と女に明け暮れるしかないな…!」
だがそれに付き合ってくれる女もなく、
お金もないのでお酒はちびちび。
「あら、あの方ちょっとツウっぽい飲み方ね」
などと言われる始末であった。
今日も一人、安い立ち飲み屋で酒を飲むダーヤスーン。
お金がないのでテーブルに置いてある七味をあてに飲んでいた。
ガララッ
シモマチだった。
おいお前!仲間増えねーぞ!どうしてくれる!
突っかかるダーヤスーンにシモマチは言った。
あの内容ではちょっと厳しいかもしれませんね…
なんだと!?
シモマチは言った。
このチラシ、いくつかおかしなところがあります。
まず「仲間募集」のフォントがおどろおどろしいので、
「行ったら殺されるんじゃないか」という恐れを抱かせる点。
「彼女も同時募集」が目立ちすぎていて、
仲間募集が目に入ってこない点。
謎のホットドッグと男のイラストで怪しさ満点である点。
そもそもこの下に敷いてある地紋、これ何ですか?
何っておまえ…パンティだよ…。おパンティだよー!!
なんでパンティなんですか。
国王を倒すための仲間集めなんでしょう?
なんでパンティなんですか。
大事なことなので二回言いましたよ。
そもそも今どきパンティなんて言う人いるんですか。
そもそも今どきパンティなんて言う人いるんですか。
大事なことn
なにをぉー!?
シモマチに飛びかかかるダーヤスーンだったが、
酔っ払っていたためかヒラリとかわされ、
そのまま床で寝てしまった。
困ったな…とりあえず連れて帰るか…。
シモマチはダーヤスーンを抱え、日生企画に入って行った。
−わかめ〜わかめ〜−
見覚えのあるオフィスで目覚めたダーヤスーン。
意外と寝心地のいい床に驚き周りを見ると、
そこには目一杯、チラシやパンフレットが敷かれていた。
シモマチのやつ…
床が硬いからって…
余計なことしやがって…!
ホロリと涙を流しつつ、敷かれている印刷物に目をやると、
どれも綺麗にデザインされているものだった。
俺のチラシも…デザインしてもらおうかな…。
その言葉…お待ちしていましたよ。
ダーヤスーンが声の方に振り向くと、
そこには爽やかな長身の男性がニッコリ微笑んでいる。
その男性は、胸に大きく
「デザイナー」と書かれたTシャツを着ていた。
−続く−
かもしれない
安田
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